年末
街がにぎやかになってくると
その反動のように我が家は静か
昨夜みた夢
あの子が出てきて
目覚めた朝もずっと記憶の中にあった
何故だか小さくて
それでも子どもではないようだったあの子
一緒に食事をしようと思ったのに
なかなかするお店がなくて
二人で捜しまわっていた
お母さんと一緒に食事がしたいと
そんなことを言っていたように記憶している
それで食事ができたのかわからない
でも、私があの子をぎゅっと抱きしめたのを
覚えている
もっともっと一緒に食事して
何度も何度もぎゅっと抱きしめてあげればよかった
そして、もっと もっと一緒にいてあげれば
どうして今ここにいないのかしら
さがせばどこかにいるような
そんな気配は感じるのに
寂しそうな夫と
それを黙って見ている私と
静かな静かな師走の夜
クリスマスもお正月も関係ない
我が家のそんな静かな夜
あぁ今年もあと少し、、、