寒中見舞い

今年も年賀状を出さなかった。
どうしても『おめでとうございます。』って書けなくて。
賑やかで晴れやかで楽しげな葉書きを見るのも嫌だった。
でも、今年も沢山の方から年賀状を頂いた。
中には心配して言葉を添えてくださった方もあり
皆さんに心配かけてるなーって改めて思った。
それで、ほとんどの方に寒中見舞いを出すことにした。
2.3日前から準備していたけど、色々忙しくて
今日やっと出来上がった。
印刷しながら、また心が複雑になってしまった。
この作業がむなしくなって、投げ出したくなった。
でも、なんとか出来上がって良かった。
早く投函して目の前から無くしたい。
チェックもそこそこで。


あの子の親友から、院の卒業前の論文の公開審査に良かったらどうぞとお誘いが。
大学も最後だから見に来てくださいとも。あの子の研究の書き残した物も
研究室で見れるかもしれない。大学の構内ももう1度見てみたい気もするけど
やっぱり行けない。 まだ、白衣着て研究室にいるかもしれない...という
妄想が現実に打ちのめされる。それが怖い。まだまだ妄想の中で生きていたい。


寒中見舞いって、本質的に寂しい季節の便りのような気がする。