いつもスタートはついていませんでした。
幼稚園の入園式の前日におたふくかぜ。
母親の私といえば、
娘の髪を幼稚園に行くと朝たいへんかも、とゆうことで
短くしてもらいました。
カットしたら、なんかふっくらして見えるね〜なんて
一緒にお風呂に入ったのを覚えています。
ところが、入園式から帰ってきて、なんだか様子がおかしい。
急いで病院へ行っておたふく風邪が発覚。
なんとのんびりした母親です。
おかげで入園式の記念写真は、妙に大きな顔の娘が写っています。

小学校の入学1週間くらい前に
家の前で遊んでいて、ちょうどその頃下水道工事があって
そこでころびました。
家に走りこみ『お母さん こけたよ〜。』
見ると顔中泥と血でぐちゃぐちゃ。
彼女も急いで鏡の前へ。
自分の顔を見るや否や『わぁ〜ん!!』と泣き始めました。
私は慌てて彼女を、おんぶして近くの診療所へ。
結局鼻の頭がすっかり皮がむけて、入学式も治らず。
記念写真は遠めに撮りました。雨でよかった。傘の中。

中学校は転勤して7日で入学式。
急いで入学準備。制服が入学式の前日の午後出来上がりました。
制服をお店まで取りに行く時、4月なのに小雪が舞って冷たくて
二人で泣きそうになって自転車で行きました。

高校の入学式は私が少しのんびりしすぎて
駅から乗るバスに乗り遅れ結局タクシーを飛ばしました。
どうにか間にあいました。『お母さんがのんびりするから〜。』と
ずっと云われたっけ。

大学は予定していた寮に入れず、入学の手続きもそこそこに
学生科へ行き、とりあえずのアパートを決めました。
ちょっと不安だったけど、大家さんが安心出きる人だったので。
でもそこには、やっぱり3ヶ月ほどしか住みませんでした。
やっぱり女の子には、ちょっとかわいそうと思っていたので
私としては、想定の範囲内

社会人。内定式の時は、腕を骨折していて、ギブス姿。
洋服を着るのも大変で、ジャケットを肩からはおっていました。
ずいぶん印象に残った新人さんだったでしょう。

思い返せばいつも何かあったスタート。

結婚は、幸せ一杯で何もひかかるものもなく、ステキなスタート。
周りにまるで天使が、きらきら星の粉を振りまくよう
シアワセを振りまいてくれました。
彼女は本当に幸せでした。
今は天国の階段を、つまずかないように、上っているのでしょう。
つまずいたら、またここまで降りておいでよ〜。
そんなに急ぐことないよ〜。